へたれ音楽館F99
第2回 リズムパターンその2(ラテン編) 水野裕之
 リズム編の2回目ということで、今回はラテンのパターンを解説します。また 前回の予告にあったドラムのオカズフレーズの作り方は次回以降やります。すい ません。
ラテン音楽とは:  ブラジル、アルゼンチン、キューバ、ジャマイカなど中南米諸国の音楽の総称 で、おなじみのサンバ、マンボ、ボサノバ、レゲエの他、タンゴ、ソンゴ、ルン バ、サルサ、スカ、チャチャ…とまあキリがありません。共通するのはラテンパ ーカッションと呼ばれる特徴的な打楽器の使用です。そのリズムは「魅惑の」と いう他なく、世界中に広まってポップやジャズなどに大きな影響を与えましたが、 また逆に、ボサノバやレゲエは、ジャズやリズム&ブルース(R&B)など、他 の地域の音楽と融合して発展したものです。  そんな中で今回は、よく使われるラテン音楽のリズムパターンを紹介します。
1.サンバ (samba)  ブラジルの伝統音楽の一種です。2拍子、あるいは4拍子の16ビートで演奏さ れることが多いようです。そもそもは多人数の打楽器が中心となる、カーニバル 用の音楽です。4拍子系統だけでなく、4拍子の上にさらに3拍子も同時に鳴っ ている(ポリリズム:2種類以上の拍子が混在すること)パターンも見かけられ ます。比較的、何をどう叩いてもOKなようです。 ◎ サンバ;パターン演奏と解説
2.ボサノバ (bossa nova)  サンバとモダンジャズが組み合わさってできたもの。'50年代の末にブラジル で生まれました。ゆったりしたリズムと洗練されたハーモニーが特徴です。 ◎ ボサノバ;パターン演奏と解説
3.レゲエ  ジャマイカのダンス音楽。'60年代の末にR&Bの影響を受けてできたもので す。一聴してすぐわかる、非常に独特なリズムが特徴です。 ◎ レゲエ;パターン演奏と解説

 今回はここで時間切れです。ドラムのフィルイン技は次回以降になりますが、 勉強が必要な部分でもあるんで…。あと、楽譜をカットファイルにする環境がで きたので、次回からは譜例がつきます。コード理論の話もぼちぼち始めようかと 思います。順番としてはそっちが先だったかな~。  では。
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